洗濯機・冷蔵庫・テレビは家電リサイクル法対象。正しい捨て方と費用を解説
古い家電を処分したいけど、何をすればいいか分からない。
- 「洗濯機や冷蔵庫、テレビって、ゴミの日に出せないんでしょ?」
- 「処分料金っていくらかかるの。いちばん安い方法は?」
- 「無料引き取りと言われたのに、現地で高額請求されたって話も聞くし…」
そんな悩みを持つ方は少なくありません。廃棄物業界で15年以上の経験を重ねてきた私も、このご相談を本当に頻繁にいただきます。
実は、洗濯機・冷蔵庫・テレビ・エアコンは「家電リサイクル法」という法律で、正しい捨て方が決められています。ルールを守らずに処分しようとすると、違法業者の罠に引っかかったり、後になってトラブルが発生したりするケースが非常に多いのです。
この記事では、対象品目の確認から、3つの処分方法の比較、品目別の費用、そして違法業者を見分けるポイントまで、実務的で分かりやすく解説します。読み終わる頃には、あなたの家電を安心して、確実に処分できるようになっているはずです。
目次
- 対象4品目の確認方法と処分フロー
- 最短3ステップで理解する捨て方の全体像
- 捨て方3種類を費用と手間で比較
- 品目別の処分料金と内訳
- 違法な不用品回収業者に引っかかるな
- あなたの地域での処分方法を確認する
- よくある質問に答える
- まとめ:古い家電の正しい処分は、3つの選択肢から最適なものを選ぶこと
対象4品目の確認方法と処分フロー
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは法律で決まった捨て方がある
家電リサイクル法は、平成13年(2001年)4月1日から本格的に施行された法律です。この法律に基づいて、特定の家電4品目は特別な方法で処分することが義務付けられています。
その4品目とは:
- テレビ(ブラウン管式、液晶・有機EL・プラズマ式を含む)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン
です。これらの家電は、家庭用ごみとして通常のゴミ出しはできません。なぜなら、これらの家電には貴重な資源(鉄、銅、アルミなど)が含まれており、また有害物質も含まれている場合があるからです。法律で定められたルートを通じて、適正にリサイクル処理される必要があります。
「え、うちのテレビって、もう10年以上使ってるけど…」と思われるかもしれませんが、購入時期がいつであれ、今からでも家電リサイクル法の対象です。古い家電ほど、正しい処分が重要になります。
家庭用と業務用では処分方法が違う
家電リサイクル法の対象は「家庭用」として製造・販売された機器に限られます。つまり、たとえ自宅で使用していたとしても、業務用として製造されたものは対象外になることもあります。
対象 | 対象外 |
|---|---|
家庭用として製造・販売されたテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン(自宅で使用中) | 業務用として製造・販売された機器(飲食店や施設用の業務用冷蔵庫など) |
「でも、業務用か家庭用なんて、どうやって見分けるの?」という質問をよく受けます。基本的には、取扱説明書や製品の背面に『家庭用』『業務用』と記載されていることが多いですし、メーカーの型番やカタログでも確認できます。不明な場合は、メーカーに問い合わせるか、お住いの市区町村の廃棄物部門に相談するのが確実です。
対象外の品目も知っておこう
家電リサイクル法の対象は4品目だけです。それ以外の家電は、一般的に市区町村の「粗大ごみ」として処分するか、許可業者に依頼することになります。
品目 | 処分方法 |
|---|---|
扇風機、除湿機、加湿器、掃除機 | 粗大ごみまたは家庭ごみ(自治体による) |
パソコン、プリンター | メーカーの回収制度またはPC家電リサイクル |
小型家電(スマートフォン、イヤホンなど) | 市区町村の小型家電回収ボックス |
つまり、あなたが捨てようとしている家電が、本当に家電リサイクル法の対象かどうか、まずは確認することが最初のステップになります。
最短3ステップで理解する捨て方の全体像
家電を処分する流れは、実はシンプルです。以下の3つのステップで完結します。

### ステップ1 対象品目か確認する
まず、あなたが処分しようとしている家電が、本当に家電リサイクル法の対象かどうかを確認します。対象4品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)に当てはまれば、このステップで「対象」と判定できます。対象外なら、お住いの市区町村の粗大ごみ手続きへ進みます。
ステップ2 処分方法を選ぶ
対象品目が確定したら、次は「どの方法で処分するか」を決めます。大きく分けて3つの方法があり、自分の状況(時間、費用、労力)に応じて選択します。詳しくは、この後の「捨て方3種類を費用と手間で比較」で説明します。
ステップ3 実際に処分する
選択した方法に沿って、手続きを進めます。購入店に依頼するなら電話で依頼、郵便局で手続きするなら窓口を訪問、許可業者を利用するなら見積もりと申し込みです。いずれの場合も、手元に家電リサイクル券(または領収証)が残ります。これは排出者控えとして、トラブル時の証拠になる重要な書類なので、保管しておきましょう。
捨て方3種類を費用と手間で比較
家電リサイクル法に基づいた正規の処分方法は、大きく3つあります。それぞれの特徴を、費用・手間・所要日数で比較してみましょう。
処分方法 | リサイクル料金 | 運搬料金 | 合計費用目安 | 手間の大きさ | 所要日数 | 推奨対象 |
|---|---|---|---|---|---|---|
方法1:購入店に依頼 | 含む | 1,000~2,500円 | 2,000~5,000円程度 | 小(電話1本) | 1~2週間 | 忙しい方、高齢者、一人暮らし |
方法2:郵便局で自力持ち込み | 含む | 0円 | 1,320~4,730円 | 中(郵便局→持ち込み) | 数日~1週間 | 費用を最小化したい方、運搬できる方 |
方法3:許可業者に依頼 | 含む | 2,000~4,000円 | 3,000~8,000円程度 | 小(申し込み1本) | 最速(3日以内) | 急いでいる方、大型複数台の場合 |
方法1 買ったお店に依頼する方法が最も簡単
最も手間がかからない方法は、家電を購入したお店(家電量販店や通販サイト)に引き取り依頼することです。
具体的な流れ:
- 購入店に電話または来店して、「この家電を引き取ってもらいたい」と伝える
- 日時を指定して、配送員に回収してもらう
- リサイクル料金と運搬料金を合算した金額を支払う
- 家電リサイクル券(購入店からの領収証)を受け取る
特に家電量販店大手(ビックカメラ、ヤマダ電機、エディオンなど)は、この引き取りサービスが充実しており、配送スタッフが自宅まで来てくれるため、労力がほぼゼロです。自分で運んだり、郵便局に行ったりする手間がありません。
メリット:
- 手続きが簡単(電話1本で完結)
- 自宅まで取りに来てくれる
- 高齢者や運搬が困難な方に最適
デメリット:
- 運搬料金がかかる(通常1,000~2,500円)
- 購入店が遠い、または既に閉店している場合は利用できない
購入店が不明な場合や閉店している場合は?
購入店が分からない、または購入店が閉店・倒産した場合は、この方法は使えません。その場合は、方法2(郵便局での手続き)か方法3(許可業者への依頼)に進みます。
方法2 郵便局で手続きして自分で持ち込む方法が最安
費用を最小化したい方向けの方法です。郵便局で家電リサイクル券を購入し、その後、自分で指定引取場所まで家電を運び込みます。
具体的な流れ:
- 全国の郵便局窓口で「家電リサイクル券」を購入する
- 郵便局のATMまたは窓口で、リサイクル料金を振り込む
- 振込手数料として、窓口で313円、ATMで262円が発生する
- 振込証明書と家電リサイクル券を受け取る
- 指定引取場所に家電を持ち込む
- 排出者控えを保管する
メリット:
- 運搬料金がかからないため、費用が最安(リサイクル料金のみ)
- 日時の制限がなく、自分の都合で持ち込める
デメリット:
- 郵便局に行く手間、持ち込み施設まで運ぶ手間がかかる
- 郵便局によっては家電リサイクル券を置いていない場合がある
- 持ち込み施設が遠い場合は、運搬が困難
郵便局での注意点:
郵便局によって営業時間が異なります。また、小規模な簡易郵便局では家電リサイクル券を取り扱っていないことがあります。事前に最寄りの郵便局に確認することをお勧めします。
方法3 許可を受けた業者に依頼する方法が最速
「できるだけ急いで処分したい」という方向けです。市区町村から一般廃棄物収集運搬業許可を受けた正規の業者に依頼します。
具体的な流れ:
- お住いの市区町村で許可を受けた業者を探す
- 電話またはメールで見積もり依頼
- 提示された金額に同意すれば、申し込む
- 3日以内程度に業者が自宅まで回収に来てくれる
- 当日、料金を支払う
メリット:
- 最速(通常3日以内に回収)
- 複数台の家電がある場合は、まとめて効率的に処分できる
- 手続きが簡単(見積もり依頼のみ)
デメリット:
- 運搬料金がかかる(業者によって異なるが、通常2,000~4,000円)
- 許可を持つ業者を自分で探す手間がかかる
- 無許可業者との区別が必要
許可業者の見分け方は、後ほど「違法な不用品回収業者に引っかかるな」で詳しく説明します。
品目別の処分料金と内訳
「結局、うちのテレビ(冷蔵庫、洗濯機)は、いくら必要なの?」という疑問に答えるため、品目別の料金を整理しました。
テレビの処分料金は1,320円から2,970円
テレビは画面のタイプとサイズによってリサイクル料金が異なります。
テレビのタイプ | 小さいサイズ | 大きいサイズ |
|---|---|---|
ブラウン管式(古いテレビ) | 15型以下:1,320円 | 16型以上:2,420円 |
液晶・有機EL・プラズマ式(新しいテレビ) | 15V型以下:1,870円 | 16V型以上:2,970円 |
「V型」という表記は、対角線の長さをインチで表したもので、テレビ本体の裏面や取扱説明書に記載されています。
古い家のブラウン管テレビなら1,320~2,420円、最近のテレビなら1,870~2,970円が目安です。これに加えて、購入店依頼なら運搬料金が上乗せされます。
冷蔵庫の処分料金は3,740円から4,730円
冷蔵庫は容量によってリサイクル料金が区分されます。
冷蔵庫のサイズ | リサイクル料金 |
|---|---|
170リットル以下(小型) | 3,740円 |
171リットル以上(大型) | 4,730円 |
「自分の冷蔵庫は170リットル以下?以上?」という判定は、冷蔵庫の背面や側面に記載されている「定格容量」を確認すれば分かります。一般的に、2ドア冷蔵庫なら170リットル以下、3ドア以上なら171リットル以上が多いのですが、メーカーや型番によって異なります。
洗濯機の処分料金は2,530円
洗濯機は、縦型でもドラム式でも、リサイクル料金は変わりません。
洗濯機 | リサイクル料金 |
|---|---|
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円 |
これは4品目の中で最も安い料金設定です。
リサイクル料金と運搬料金の違いを理解する
ここで重要なポイント:家電の処分費用は、2つの料金から成り立っているということです。
料金種別 | 内容 | 支払先 | 金額 |
|---|---|---|---|
リサイクル料金 | 家電を再資源化するための処理費用 | メーカー(郵便局経由) | テレビなら1,320~2,970円 |
運搬料金 | 家電を指定引取場所まで運ぶ費用 | 購入店または許可業者 | 1,000~2,500円(業者による) |
郵便局で自力持ち込みを選べば、運搬料金が0円になるため、最安です。その代わり、自分で郵便局に行き、指定引取場所まで運ぶ手間がかかります。
実際の現場では、「リサイクル料金だけで済む」と思い込んでいるのに、後になって運搬料金の請求が来てトラブルになることがあります。事前に「合計でいくら必要か」を必ず確認する習慣が大切です。
違法な不用品回収業者に引っかかるな
ここまで説明した「3つの処分方法」は、全国共通です。しかし、世の中には違法な無許可業者も存在します。実際に私の経験でも、以下のようなご相談をいただくことがあります。
「軽トラックが走っていて、『家電無料引き取り』と言われたので依頼したら、現地で『搬出料金3万円』と請求された」
「ネットで『無料処分します』と書いてあったサービスに依頼したら、後から高額な見積もり書が届いた」
こうしたトラブルは実際に多く発生しており、全国の消費生活センター等への不用品回収サービスに関する相談件数は、2021年度で2,231件に上っています。その中でも、料金に関するトラブルが大多数を占めており、不法投棄による被害も報告されています。
無料と言われたのに現地で高額請求された事例
典型的なトラブルパターンをご紹介します。
事例:「無料で引き取ります」という電話勧誘
- 業者A:「テレビと冷蔵庫、無料で引き取ります。本当に無料です」と電話で勧誘
- 消費者:「え、無料?本当ですか。じゃあお願いします」と同意
- 当日、業者が来ると、「搬出作業料金が1万円、運搬料金が2万円かかります」と請求書を提示
- 消費者:「無料って言ったじゃないか」と抗議するも、「リサイクル料金は無料、作業料は別」と押し切られる
こうしたトラブルの背景:
- 「無料」という言葉で消費者の注意を引き、実際に来て「予想外の料金」を請求する手法
- 契約書を交わさずに口頭のみで「無料」と約束し、後になって言い訳する
- 許可を持たない業者であるため、消費者センターに訴えても取り締まりが困難
不法投棄と火災のリスクを知る
違法業者のもう1つの危険性が、不法投棄です。
無許可業者が「安く引き受ける」理由は、適正な処理費用をかけていないからです。つまり、あなたから預けた家電を、山や空き地に無断で投棄したり、処理能力のない業者に横流しして、環境汚染を引き起こすということです。
実際のトラブル事例:
- 無許可業者に依頼した家電が、離島の海岸に不法投棄されていた
- 処理されていない電子機器が野積みされ、火災が発生した
- 鉛やカドミウムなどの有害物質が環境中に漏出し、近隣住民から苦情が出た
こうした不法投棄は、排出者であるあなたも法的責任を問われる可能性があるということです。廃棄物処理法では、「排出事業者(この場合は家庭)は、廃棄物の最終処分まで責任を持つ」と定められています。つまり、「業者に預けたから、もう責任はない」では済まないのです。
違法業者を見分ける3つのポイント
では、どうやって違法業者と正規業者を見分けるのか。以下の3つをチェックしてください。
ポイント1:許可番号があるか確認する
正規の不用品回収業者は、必ず市町村から「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ています。この許可番号は、業者の看板やホームページに表示されているはずです。
許可番号を見つけたら、以下の方法で確認します:
- 許可番号の右上に記載された「許可証の有効期限」が現在も有効か
- お住いの市区町村の環境部門に、その許可番号で検索できるか
もし業者が「許可番号を聞かれても『見せられない』」と言ったり、ホームページに記載がない場合は、その業者は無許可の違法業者の可能性が高いです。

ポイント2:見積書を書面で受け取る
信頼できる業者なら、依頼時に「書面での見積書」を提示します。これは、後になってトラブルが発生した場合の証拠になるからです。
逆に、「口頭のみで料金を伝える」「見積書は出さない」という業者は危険です。
ポイント3:「無料」「格安」を強調していないか
「完全無料」「格安で引き取ります」というキャッチコピーを強調している業者は、注意が必要です。本来、適正な家電処分には必ず費用がかかります。「本当に無料?」と疑い、理由を聞いてみてください。
曖昧な返答しか来ない場合は、避けるべき業者です。
あなたの地域での処分方法を確認する
ここまで説明した「3つの処分方法」は、全国共通です。しかし、実際に手続きを進める際には、あなたの市区町村によって、指定引取場所や許可業者が異なるという点を理解しておく必要があります。
市区町村で指定引取場所が決まっている
家電リサイクル法に基づいた「指定引取場所」は、全国に設置されていますが、地域によって分布が異なります。つまり、あなたがお住いの市区町村によって、持ち込み先が変わるということです。
東京都内なら都心に複数の施設がありますが、地方の小さな町では、隣接する市区町村まで運ぶ必要があるかもしれません。この「距離」は、郵便局での自力持ち込みを選ぶかどうかの判断基準になります。
自治体によって料金と手続きが異なる
加えて、運搬料金も自治体によって異なります。東京都と大阪府では、許可業者の設定料金が異なることもあります。つまり、「全国一律いくら」という料金ではなく、「あなたの市区町村では、実際にいくら必要か」を確認する必要があります。
郵便局の手続き方法を確認する
郵便局での家電リサイクル券購入から持ち込みまでの手続きは、全国統一です。ただし、「どの郵便局でも対応しているか」は異なります。以下を確認してください:
- 最寄りの郵便局に、家電リサイクル券が在庫にあるか事前に確認する
- 営業時間を確認する(郵便局によって異なる)
- ATMでの振込か、窓口での振込かを選択する(ATMの方が手数料が安い)
実際のトラブルとして、「郵便局に行ったら『家電リサイクル券はありません』と言われた」というご相談もいただきます。特に小規模な簡易郵便局では、在庫がないことがあるため、事前の確認が重要です。
あなたの市区町村の指定引取場所、許可業者、具体的な料金を確認するなら、ゴミの捨て方ガイドで市区町村別のガイドを検索できます。記事の説明だけでは、地域ごとの詳細は把握しきれません。実際に処分する際の「最後の1ステップ」として、このサイトで確認してから手続きを進めることをお勧めします。
東京・埼玉・群馬・栃木・茨城にお住まいの場合、リステムネットワークで許可を受けた産業廃棄物処理業者を検索することもできます。
よくある質問に答える
買ったお店が遠い場合はどうしたらいい
「テレビを買ったのは東京のビックカメラだけど、今は地方に住んでいる」という場合、購入店での引き取りは困難です。その場合は、以下のいずれかを選んでください:
- 現在住んでいる地域の家電量販店に依頼する
現在地の家電量販店に「自分の家電を引き取ってもらいたい」と伝えれば、引き取りに応じてくれる場合があります。ただし、その店舗で購入したものではなくても対応する業者と、対応しない業者があるため、事前に確認が必要です。
- 郵便局での手続きを選ぶ
購入店の場所は関係なく、現在地の郵便局で手続きできます。最も確実です。
- 許可業者に依頼する
現在地の市区町村で許可を受けた業者に依頼するのも選択肢です。
すぐに処分したい場合の最速方法は
「今週中に処分したい」という場合は、方法3:許可業者への依頼が最速です。通常、申し込みから3日以内に回収に来てくれます。
購入店への依頼は1~2週間かかることが多いため、速度では許可業者が勝ります。
処分料金を安くする方法はある
正規ルートの中では、郵便局での自力持ち込み(方法2)が最安です。運搬料金がかからないため、リサイクル料金のみで済みます。ただし、自分で郵便局に行き、指定引取場所まで運ぶという労力は必要です。
「費用を抑えたいけど、運ぶ手段がない」という場合は、親戚や友人に手伝ってもらうことも1つの手段です。
状態がいい家電は売却できるか
「うちのテレビ、まだ使えるのに…」と、もったいなく感じる気持ちは分かります。リサイクルショップやフリマアプリでの売却も、選択肢としては存在します。
ただし、以下の点に注意が必要です:
- 売却できるのは『まだ正常に動く』という限定的な条件
- 出品・配送の手間がかかる(特にテレビや冷蔵庫のような大型家電)
- 配送料が高い場合、手残りが少なくなる(例:メルカリの梱包・発送たのメル便でテレビを送付する場合、サイズによって8,600円~25,400円の送料がかかる)
「すぐに処分したい」という状況では、売却は時間がかかるため現実的ではありません。一方、「多少の手間がかかってもいいから、少しでもお金に変えたい」という場合なら、検討する価値があります。
その場合は、まず「家電が本当に売却可能か」をリサイクルショップに査定してもらうか、フリマアプリで類似商品の販売状況を確認してから判断することをお勧めします。
まとめ:古い家電の正しい処分は、3つの選択肢から最適なものを選ぶこと
古い洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコンの処分は、決して難しくありません。確認すべきことは、以下の3点です:
- 対象品目か確認する(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなら家電リサイクル法対象)
- 3つの処分方法から自分に合ったものを選ぶ(手軽か、費用か、速度か)
- 違法業者を避け、正規ルートで処分する
実務経験から言うと、多くのトラブルは「無料という言葉に惹かれて、無許可業者に依頼した」というパターンです。一時的に安く見えても、後になって高額請求や不法投棄による法的責任が発生しては、本末転倒です。
最初の手続きは少し手間に感じるかもしれませんが、正規ルートを選ぶことが、最終的には一番安心で確実な処分につながるのです。
処分方法が決まったら、実際の手続きに進む前に、ゴミの捨て方ガイドで、あなたの市区町村の指定引取場所や許可業者の詳細を確認することをお勧めします。このサイトで市区町村別のガイドを検索すれば、料金、手続き方法、対応できる業者の一覧が分かります。
記事で説明した全国共通の流れと、地元のガイド情報を組み合わせることで、安全で確実な家電処分が実現できます。不明な点があれば、お住いの市区町村の環境部門に相談してください。